モブ（脇役）のように世界の片隅でひっそり生きてきた普通の女の子・田中信子ことモブ子の恋のお話です。

スーパーでアルバイトを初めて一年になる信子は大学２年生。

真面目だけど地味で人見知りな彼女は、バイトとして新しく入ってきた女子・安部にもドキマギするぐらい。

そんな信子は同い年でバイト仲間の入江に勤務中困っていたところ助けてもらった思い出があり、以来ずっと気になっていたのでした。

ですが安部に連絡先を聞かれた際、入江の連絡先すら一年も知らなかったことに気づいた信子は、

彼と偶然晩御飯に一緒に行くことになり、遂に勇気を出して連絡先を聞くことができました。

また、後日開かれた安部の歓迎会の帰り道で方向が同じになり、

送ってもらうことになった信子は自転車にひかれそうになったところを入江に引き寄せられ助けられます。

思わず体が大接近してドキドキしてしまい、慌てて帰ってしまった信子はお礼も満足に言えてなかったことに気づいて後悔します。

翌日勤務が一緒になるものの気恥ずかしくて中々話をできない信子。

けれどちょっとした出来事がきっかけで、

ありがとうと言われると人はホッとして大きなお世話じゃなかったと思えることに気づき、

入江にちゃんとありがとうと言うことができたのでした。

しかしそんな矢先、安部に入江のことをどう思っているのかと聞かれた信子は、

恋愛の話に耐性がなかったのでつい「苦手なだけ」と口走り、そしてそれを彼に聞かれてしまいます。

入江はその会話が聞こえなかったのか、自然にその場を去って翌日も普通に接してくれましたが、

実はやっぱり聞こえていて、信子に気遣って普通にしてくれていたことに気づきました。

謝ることから逃げてはいけないと思った信子は勇気を振り絞って謝りました。

大丈夫、確かに自分は暗いからと言う入江に対し、信子はそんなことはない、

いつも親切で落ち着いていて優しいと畳みかけ、恥ずかしくなって赤面した二人はもう誤解も解けたのでした。

慣れないことをしてやっと近づける気持ちがあるのかもしれない。

そう悟った信子の恋はこうして少しずつ動き始めます。

モブ子の恋第１巻！

爽やか×甘酸っぱい×もどかしい×ド真面目な二人のラブストーリーが始まりました。

先に言っておきますがこの作品に悪女や間男や二番手君は出てきません笑

というか登場人物全員がめちゃくちゃ良い人です！！！

二人の恋路を邪魔するのは〝恥ずかしさ〝ぐらいなので安心しきって純粋にニヤニヤ読めるのがこの作品の良いところだと私は思います！

ちなみにそんなモブ子の恋は広島県が舞台です。

信子たちが働いているスーパーも、広島市安佐南区にあった『フレスタ 安店』がモデルなんですよ（既に閉店）。

今後も色々な広島スポットが出てくるので、広島県民の皆さまもぜひ一度読んでみて下さいね！

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・コミックシーモア